日本語では、「外国為替証拠金取引」です。他にも「通貨証拠金取引」「外国為替保証金取引」などと呼ばれることもあります。
FXとは、少額の証拠金(保証金)を一定額業者に預託し、外国為替を売ったりまたは買ったりする際に、担保にした証拠金の数倍もの取引単位で行う事が出来る金融商品のことです。通貨と一言で言っても日本では「円」ですが、世界中では様々な通貨が使用されています。例えばアメリカで使用されている「米ドル」、イギリスで使用されている「英ポンド」。そしてヨーロッパ連合では統一の通貨として使用されている「ユーロ」…。
これら世界で使用されている外貨を売買、つまり外貨を交換して利益・利息を稼ぐ事がFXの基本となります。
■取引コストが安い!
FXはまず、その取引コストが他の外貨投資と比べ非常に安いことがメリットになります。
証券会社にもよりますが、取引手数料の安い証券会社では、1ドルの売りに10銭、買いに10銭、売買の差(スプレッド)が4銭というところもあり、すると売買往復の手数料は合計の24銭となり非常に安く取引できるのです。
同じく外貨投資の外貨MMFであれば、通常50銭+50銭の合計100銭。外貨預金であれば、通常100銭+100銭の合計200銭となります。
このように、FXは取引コストが他の外貨投資と比べると少なくすみ、有利な商品といえます。
■少ない投資金で多額の取引可能!
FXの二番目の魅力は、手持ちの投資資金が少なくても、実際にはその10〜20倍といった大きな金額を動かせることにあります。これをFXのレバレッジ効果などと呼びます。
例えば、1ドル100円のとき、1000ドルを購入しようとすれば、実際であれば、手数料を無視すると100,000円が必要となります。
しかしFX取引では、証券口座に10,000円を入れているだけで上記のような100,000円分の取引ができてしまいます。つまり、実際の手持ち金額の10倍の取引も可能なのです。
ただ、手持ち金額の10倍の取引は、10倍のリスクを負うことでもあります。ですがFX取引が、10倍や20倍のレバレッジをかけて投資しないというわけではありませんので、リスクをよく考えて、レバレッジを活用するべきです。
■選べる通貨の選択肢が多い!
一般にFXで取引できる通貨の種類は、外貨MMFなどといった商品と比べると多いのが特徴です。
米ドル、ユーロはもちろん、英ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフラン、南アランドなどといった通貨があげられます。
どの通貨が取引可能なのかは、証券会社によって異なりますが、証券会社によっては、「米ドル−ユーロ」といった外貨同士の組み合わせ(ペアと呼びます)での取引も可能です。
■スタートは、売り買いどちらからでも可能!
FX以外の外貨投資、例えば外貨預金、外貨MMF、外国債などは、外貨の「買い」からしか取引をはじめることができません。安いところで買って、高いところで売るという取引しかできないということです。 つまり、これらの商品は、「円安」になる場合にしか収益をあげることはできず、「円高」局面においては収益をあげることは不可能です(金利で稼ぐ場合は除いて)。しかしFX取引では、「売り」からも取引をはじめることが可能です。
つまり、先に「ドル」を売ってから、円高ドル安になった後に「ドル」を買い戻すという信用取引ができるのです。常に円安になり続けるということはまずありえませんので、FXが売りからも、買いからも取引を始められるのは、大きなメリットのひとつです。
■諸外国の高金利取得が可能!
FX取引で収益をあげる特徴のひとつに「スワップ金利」というものがあります。
スワップ金利とは、「各国の通貨間に金利差があるときに生まれる運用差益」です。つまり、2つの通貨を売買するときに、その通貨に金利差がある場合、受け取ったり支払ったりする金利差のことです。
例えば、日本の金利が1%で、アメリカの金利が5%であれば、ドルを購入した場合、その金利差を受け取ることができます。
2006年2月20日時点での、米ドルを購入した際のスワップ金利は「+132」となっていますので、これは、10000ドルにつき、毎日132円の金利がつくということをあらわします(外貨どっとコムでの数字です)。
現在では、日本の金利より海外の金利のほうが高い傾向にあるため、円を売って外貨を購入した場合は、スワップ金利を受け取ることができます。またスワップ金利は毎日加算されますので、資産を効率よく運用することが可能です。
■損失の上限設定が可能!
FX取引は、実際の投資金額の10〜20倍のお金を動かすことができるため、その分リスクを負うことは先に述べました。
ただし、実際には証券会社のシステムにより、ある一定の損失を出すと自動的に取引がストップされるという機能が用意されています(証券会社により、そのレベルは異なります)。 そのため、基本的には自分が口座に用意した金額以上の損失を出すことはありませんので、その点は安心した取引を行うことができます。
